ビジネスで成功する鍵は常に仕事へのプロ意識を持つことです。自宅で仕事をしている場合でも、油断したり、後回しにしたりすることは禁物です。かつてフォーブス(雑誌)でローレルファーラーはこう語った「特定分野の専門家として認められたいなら、テレワークによる働き方の自由度に気を散らされないでください。」

自宅でどうやって会社で働くと同じ効率を保つかというと、一般的に服装とコミュニケーションを先に着手すべきだと思うのが、意外にもっと重要なのはビデオ通話でお客様に届くあなたの音声と映像のクォリティーです。

では、ライバルとの差別化を図るビデオ会議製品はどうやって作られたでしょうか。さて、下記文章を読んで、答えを見つけよう!

慎重に厳格なテストを繰り返す

高品質かつ信頼性の高いビデオ会議製品を量産する前に、機能を開発することにより設計、実装、テスト/評価のサイクルを繰り返します。テスト項目の中で、国際規格に準拠する無響室で評価することはとても重要です。無響室とは、外からの音声を遮断し、室内での音の反響を無視できるほど小さく設計した音響実験室のことです。エンジニアはスピーカーやマイクロフォン等の音響特性を測定したり、解析したりできます。

最先端の無響室は、国際的な音響パワーレベルの計測規格に準拠し、マイクロフォンとスピーカーを分析するための測定システムを備えています。コントロールルームのオーディオアナライザーは、スピーカーからのオーディオ信号を再生し、マイクから信号を受信します。被検体(DUT)は、ターンテーブルに配置され、ターンテーブルは測定用リニアポジショナーに取り付けられます。

無響室の環境騒音レベルは人間の呼吸音と同じで約10dBです。人間にとって、極めて静かな環境という非日常の空間に長くいると三半規管の感覚がおかしくなり、気持ち悪くなったりしますが、オーディオ機器を正確に評価できる理想的な環境です。

高品質ビデオ会議製品を開発するため、どんな工夫をしているの?

音質は、人々が主観的に感じている「もの」であり、音の何らかの性質を測定して決める客観評価で定量化することが必要です。評価基準が決められると、スピーカーやマイクの性能を標準に従ってテストできます。環境騒音を低減する無響室で製品を評価することにより、高品質かつ信頼性の高いビデオ会議製品が作れます。無響室に投資するお金と時間はかかりますが、それだけの価値はあります。

従来のマイク入力特性の測定方法は、回転するターンテーブル上にマイクという被検体に置き、固定距離で離れているスピーカーから20〜20,000 Hzのオーディオ周波数(一般に人に聞こえる周波数の範囲(可聴域))を再生させ、さまざまな角度での音を拾う性能を記録します。リニアポジショナーとターンテーブルを使ったことにより、マイクとスピーカーが一定の距離を維持することができ、同じ測定環境で何度もテストを繰り返すことが可能です。

スピーカー出力特性の評価も同じ測定方法で行い、さまざまな角度と距離でテストを行います。ただし、前回オーディオソースをマイクという被検体に入力したこととは異なり、今回はスピーカーを評価するため、ターンテーブルに置いてあるスピーカーという被検体を再生させ続けながら、いろな角度からのスピーカーのオーディオ周波数出力データを記録します。

入力/出力の測定データは、制御室にあるオーディオアナライザーに送信され、エンジニアは解析ソフトウェアを使い、特定なオーディオ周波数を分析し、ノイズの発生原因を見つけて排除します。臨場感のある音質を提供できるまでオーディオアルゴリズムまたは機構を調整します。

品質へのこだわりと製品への想い

品質にこだわる開発チームは、最先端の無響室と高精度検証ツールを生かし、優れるビデオ会議製品をお届けします。いつでもどこでも臨場感のあるビデオ会議を通してお客様と会話でき、商談の成功率を向上させる効果を期待します。

Alvin Cheng、Ryan Tsaiとアバー開発チームのご支援、ご協力に深く感謝申し上げます